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インド貧困問題
India
バラナシ市内での物乞いの人々。ハンセン病患者と思われる。以前と比べるとかなり減少している。手の指の骨が
露出している人の姿は目にしなかった。 左は2015 1 1 撮影 右は2015 1 2撮影。
女性の物乞いの方もいる。
デリーの地下鉄チャンドニーチョーク駅前で 2015 1 8
亡くなっているとは思えないが、やはりどきりとしてしま
う。同じくデリーの繁華街チャンドニーチョークで
2015 1 8
もっとも印象深い少年。この少年を何度目にしたことか。
私を見つけると手で這ってやってくる。メインバザールで
2015 1 8
インドを訪問した。18年ぶりである。この長い月日の間に、インドはどう変わったのかそれを体感するする旅となった。
この国最大の問題はやはり「貧困問題」である。かつては「極貧」と名付けられいつ餓死してもおかしくない人が半数近くを占めていた時代もあり、路上で行き倒れている人、ハンセン病患者、路上生活者が目についたが現在はどうなっているのだろうか、それが今回もっとも気になる点であった。デリー事情
インドの入り口はやはりデリーである。空港からデリー(ニューデリー)の町にどう行くか、これが旅人たちの誰もが乗り越えなければ最初の難問であり鬼門である。タクシーやオートリクチャーに乗ってしまうと、行きたい場所やホテルにたどり着けなかったり、料金トラブルが発生したりするのがこれまでごく一般的な風景であり、しかもそれが夜間であれば我々の不安感は数倍に跳ね上がる。
今回空港ビルも見違えるように綺麗になっていたが、しかし更に革命的な進歩があった。そのインディラガンジー国際空港からなんと、近年地下鉄ができていた。エアポートエクスプレスと名付けられ、なんとニューデリー駅までわずか30分ほどで到着。しかも車内はインドとは思えない清潔さで、料金も昨今値下げされたようで1人100ルピー(200円)であった。 ニューデリー駅に到着し、ホームから地上にでるとやはり照明が暗い。何人かの怪しい男たちがおきまりの「どこに行く」などの声かけをしてくるが、以前のようなしつこさはない。
とにかく巨大なニューデリー鉄道駅の建物を越えて、メインバザールと通りをぬけて予約したホテルにたどり着かなければならない。強烈な臭いがする。駅前の暗い塀に向かって、男たちが次々と用をたしている。屋外路上トイレになっている。真冬の今でこの異臭である、夏はどうなることか。
あるはずの通行橋が通行止めになっていたが、なんとかホームを越える通行橋を見つけ出した。深夜にも拘わらず人の数が凄まじい。24時間人の波が途切れない正に大国インドの中心である。
通行橋では、話に聞いていた「通せんぼ」する者は現れなかった。かなりの距離を歩きようやくメインバザールの通りにはいる。メインバザール
インドを旅する者の聖地がここメインバザール。基本的には前回と雰囲気そのものは変わっていなかった。路上のゴミがやや減り、人々の身なりも向上している。突然停電になりあたり全体が真っ暗になることもなくなった。物乞いの人の数も全体的には減少しているが、足が不自由で私のような外国人を見ると、大急ぎで物乞いする若者が二人おり、悲しい気持ちにさせられた。
夜中のメインバザールは、昼間は温和しくしている野犬たちがものすごい数で歩き回っているのが印象的であった。
真冬のデリーの朝は3-5度。かなり寒いが、名物の路上入浴は 今回目についたのは線路沿いスラムであった。線路際に
健在であった。 2014 12 29 ジャマーマスジット近くで 延々と続く光景にである。2015 1 7 デリー市内で
線路沿線は国有地となり、多くの人々が勝手に小屋を建てて暮らしている。発展途上国の典型的な光景であるが、トイレもない
劣悪な生活環境には違いない。 2015 1 7 デリー市内で。下の写真も同じである。
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